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骨盤位(逆子)と切迫早産にお灸が良いワケ

骨盤位(逆子)と切迫早産にお灸が良いワケ|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院
「逆子にお灸が良い」とはよく言われるところですが、なぜなのでしょうか?
西洋医学的には逆子の原因は分かっていませんので、お灸の効果を西洋医学的に説明するのもまた難しいと考えられます。
ただし、その可能性を示す論文がありますので、それを紹介しつつ当院の考察を書きます。

『女性と鍼灸-産科領域の鍼灸治療(主として骨盤位と早産予防について)』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/51/1/51_1_44/_pdf

骨盤位に対する鍼灸の効果と作用機序  

【方法】
一例として「湧泉」(カマヤミニ両側で10壮)、「三陰交」(せんねん灸両側で10壮)、「至陰」(棒状灸)に温灸。
骨盤位に対する鍼灸療法の効果的な方法として、リラックスした姿勢で熱感(足部や腹腰部の温かい感じ)や胎動を感じるまでお灸(灸頭鍼含む)を行い、その後は安静にする、といったことが共通しているようである。
しかも鍼灸療法の副作用の報告はなく、安全であると指示する報告が多かった。

【効果的な週数】
特に34週未満では頭位への矯正率が高く、27~28週で骨盤位の診断がついた時から施行することがより効果的であると述べている。

【作用機序】
矯正できた妊婦の多くは、治療中に軽い眠気を感じ、身体が温まる感じを受けたといい、しかも施灸前よりは子宮緊張の自覚症状が軽減したと述べている。
このことから灸療法による胎位矯正の機序として子宮緊張を緩和することによって胎動が増加し、正常胎位へと矯正を促したのではないかと考察している。
矯正できた妊婦の多くは、治療中に身体が温まる感じを受けたといい、しかも施灸前よりは子宮緊張の自覚症状が軽減したとし、このことから灸療法による胎位矯正の機序として子宮緊張を緩和することによって胎動が増加し、正常胎位へと矯正を促したのではないかと考察している。
鍼灸療法は子宮動脈あるいは臍帯動脈の血流抵抗を減少させ 、血流量を増加させる作用があることが示された。

早産予防に対する鍼灸の効果と作用機序

骨盤位(逆子)と切迫早産にお灸が良いワケ|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院
【方法と効果】
切迫早産に対する灸療法の効果について検討した研究。
対象は切迫早産と診断された16例で、三陰交・湧泉に対してカマヤ灸 、せんねん灸の温灸刺激を、至陰には棒灸を行い、更にマイクロ波灸(マイクロ波の熱効果による現代的な灸)により1ヶ所の経穴につき5~6回の刺激を行った。
その結果、切迫早産スコアは減少したことから、灸療法は切迫早産の新しい治療法として有効であるとし、他の薬物療法や点滴との組み合わせで切迫早産の管理がより有効なものになると報告した。

【作用機序】
切迫早産の対応の中で最も重要な管理は、子宮の収縮を抑制することである。
妊娠中期及び末期の切迫流早産の子宮収縮については、子宮中部及び下部の収縮が正常分娩時の収縮よりも強いのが特徴であるとしている。
また、切迫早産例では日内変動として夜間に子宮収縮が増強する例が50.7%と 正期産の38%よりも多く、外出・入浴時にも正期妊娠時よりも収縮が増強することが多い。
すなわち切迫早産時には子宮収縮が起こりやすいといえる。
このように切迫早産に対して子宮収縮を抑制することが対応として求められるが、一般的には安静を基本に子宮収縮を抑制する薬物療法が行われている。
しかし、釜付らの報告に見られるように灸療法でも異常な子宮収縮は抑制され、しかも腹部の張った感じは軽減し、同時に腹部や全身の温感が生じ、しかも子宮動脈及び臍帯動脈の血管抵抗値は減少し、血流量の増加が起こる。
このような現象は骨盤位での反応と酷似しており、同様の機序が関与しているものと思われる。

当院の考察

骨盤位(逆子)と切迫早産にお灸が良いワケ|鎌ヶ谷市(新鎌ヶ谷)の鍼灸院
論文は少々難しく書いてありますが、簡単に書くとこのような感じでしょうか。

1)足のツボにお灸をする。
2)子宮や骨盤に流れる血流が良くなる。
3)お腹の張り(子宮の緊張)がやわらぐ。
4)逆子は、胎児は動きやすく治りやすくなる。
5)切迫早産ぎみは、子宮の柔らかさが増すので早産が減る。

同じ施術が、同じプロセスを経て、逆子と切迫の別々の悩みに効果を出すわけです。
この施術っていわゆる「安産のお灸」ですね。

昔より安産のためには「三陰交」「至陰」など足のツボにお灸をする、という教えがありました。
超音波(エコー)などの無い時代から、お腹の張りがゆるんだり身体が温まったりする効果が安産につながると実感していたのでしょう。

当院では、逆子の患者さんも、妊活から妊婦治療へ移行した患者さんも多数みさせていただいています。
そのなかでも、やはり「緊張度の強い人(気滞の人)」や「体力が弱い人(気血両虚の人)は逆子やマイナートラブルになりやすい傾向があります。

やはり、ストレスと冷えと疲れは大敵ですね。
しかし、仕事もギリギリまでして、家事もして、2人目以降であれば上のお子さんの世話もして(&ご主人の世話もして)、疲れない方がおかしい生活の人も少なくありません。
肉体的につかれると、心も疲れてきます。

忙しい毎日の中、ご自分だけでは心身の疲れやストレスを解消できづらいので、鍼灸院を頼ってください。
私が鍼灸師だから言うと誘導になりますが、やはりおススメです(笑)
妊婦でいる間に身体のメンテナンスです。
メンテをしっかり行うことで、良いコンディションで分娩を迎え、産後の肥立ちも良く、そこから始まる育児にも耐えうるしっかりとした体になりませんか?

体が疲れると心も笑えなくなりますから、元気な体づくりを応援します。
当院では、命をはぐくむ女性を鍼灸で精一杯応援します!

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